早稲田大学英語会(WESS) Drama Section 公式HP


早稲田Production2011の紹介

早稲田Productionとは

Productionとは各大学のE.S.S. (English Speaking Society) Drama Sectionから構成されている団体です。
早稲田Productionは今年で118年目の伝統あるProductionです。

四大学英語劇大会での、11月26、27日の公演に向けて、3年会は1月から、1,2年会は10月の初めから英語劇作りに取り組んでいます。


メンバーは3年会26名でやっており、10月の最初から1,2年会も加わって約180名程度で活動します。
他大と比べて、早稲田Productionは全体での活動期間が2カ月弱しかありません。最後の追い込みまで気を抜かずに活動します。


この人数が、Cast,Set,Prop, Light,Sound, Make, Costume, Generalに分かれて活動を行っています。
おおまかに説明すると、Setは大道具、Propは小道具、Lightは舞台照明、Soundは舞台音響、Makeは舞台メイク、Costimeは舞台衣装です。



四大学英語劇大会の紹介

四大学英語劇大会とは

四大学英語劇大会の第1回目が催されたのは何と1924年だそうです。途中戦争の関係で一時中断があったものの、今回(2011)年で75回目をむかえる歴史ある大会です。
この大会では、早稲田、慶応、立教、ひとつだ(一ツ橋&津田塾)の四団体が参加しており、アジア最大の英語劇大会とも言われています。


劇には必ず、主人公というものが存在します。いわゆるヒーロー、ヒロインですね。
でもこの四大学英語劇大会では、Production全員が舞台を支える主人公なんです。

舞台の上に本物のような建物や小道具を作る人たち、舞台上に明りを灯す人たち、音楽を取り入れる人たち、Castにメイクや衣装を着せて別人に変身させる人たち。
ほんとうに、皆この四大学英語劇大会のために、あの暑い夏の日も、雨の降る日も、風の強い日も、朝早くから、日が落ちて真っ暗になるまで、時間を費やしています。真っ暗になっても、それでも作業の手を休めず設計し、採寸し、ペンキ塗りをし、台本とかかりきりになり、何度も何度もせりふの稽古をし、音楽を選び、照明の位置、色合いを考え確認し、キャストのメイク技術を磨き、衣装を作り、ひとりひとりが力をあわせた、その舞台の幕開けが四大学英語劇大会です。


四大学英語劇大会には、感動の瞬間がたくさんあります。
思わず涙が流れてしまうこともあります。

みんなでひとつのものを作り上げるから、そこには感動が生まれるのでしょうか?ひとつの目標に向かって皆で動いている。そこに至るまで、不協和音もあれば、意見の食い違いや衝突もあります。嫌になって逃げ出したくなることもあるかもしれません。辛い毎日に 「何をやってるんだ?」 と思うこともあるはずです。でも、それでも諦めないから、成長して舞台にあがる私たちがいます。挫折しても這い上がるからその先に笑顔があります。



四大学英語劇大会のルール

この英語劇大会にはあるルールがあります。大道具、小道具を搬入しセット(建物)を完成させ、英語劇を披露し、そして、せっかく作った立派なセットを取り壊し、搬出し、舞台上をもとの何もなかった状態に戻す。
これを115分間以内に終了しないといけないのです。もし、1分でもオーバーすると、この大会の目玉である賞を受け取る資格がなくなります。

誰ひとりとして手を抜けない、自分たちのひとりひとりが 1秒たりとも動きを無駄にできない時間との戦いは、幕が開くその前から始まります。ストップウォッチが押されると同時に大きな声を張り上げて、手渡しで大きなパネルを運び込み、位置を確認し、釘を打つ。物を落としたり、つまずいたり、転んだりしたら、ロスタイムが生まれてしまいます。
神経を張り詰めリーダーの指示に従い互いに声をかけあってセットを運び込む姿は、まるで、スポーツ競技を見ているかのようです。


この四大英語劇大会を観に来てくださる方は、ぜひ、観劇だけでなく、この搬出入からご覧ください。大迫力です。この四大劇大会をよく知っている人たちは、劇の始まる前、搬入口に集まります。搬入前の私たちの緊張感は言葉では言い表せられないくらいすごいものです。
劇が終了するとすぐに駆け出して会場わきの搬出口に向かいます。ここがもうひとつの見所です。劇の始まる前と終ったあとの私たち表情。そこには感動あり涙ありの、まさしく青春そのものがあります。




賞について

受賞式
もらえる賞は次の4つです。


ベストパフォーマー賞 (BP)
      個人的に演技が見事だった人に与えられる


イングリッシュプライズ (EP)
    英語力が優れていた団体に贈られる


ステージエフェクト (SE)
      舞台効果、演出が優れていた大学に贈られる


グランドプライズ (GP)
      総合的に優秀だった団体に贈られる



どの団体もこれらの賞をもらうために全力を尽くしています。



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